障子の魅力
金沢屋で取り扱っているものの中に障子があります。
和室には欠かせないもののひとつだとおもいます。
今回はそんな障子の魅力についてご紹介したいとおもいます。
障子に使う紙、障子紙は和紙が使われております。
では、なぜ和紙なのでしょうか。
それは和紙がもっている「はたらき」にあります。
和紙は軽くて強い天然繊維を
「薪を乱雑に積重ねた恰好」に重ねてシート状にしたものです。
なので、繊維間にすきまがたくさんあり表面はでこぼこしています。
障子がつくるやわらかで暖かな、
心もとない光の美しさは
和紙のもつ特筆すべき素材性によるものなのです。
このようなことから
和紙は「呼吸をする」
といわれております。
障子紙の多孔性というフィルター効果の高い特質も注目されています。
自然な形で換気と清浄化が行われるため、
機密性が高まった住宅環境でここ10年間に倍増する幼児アトピーも、
障子を利用すれば通気性がよくなり緩和されるとされています。
また、体に有害な空気中のホコリ・ニコチンなども吸収しますので
とても健康的です。
さらに、障子には吸湿性もあるため室内に湿気がこもるのを防ぎ、
湿度の高い日本の住宅には最適な建具です。
このような障子の機能を維持するには
年に1回障子を張り替えるとよいとされています。
その時には新しい障子で気持ちも新しく
また健康的に過ごすことが出来ますね。
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